日本放送協会 (NHK) 様・株式会社NHKテクノロジーズ様 共同開発品
本器は、地上波デジタル放送の中継局に使用されるマルチパス等化装置です。
親局から末端局へ至る中継回線において、伝搬路のマルチパス干渉と雑音による信号の劣化を中継局ごとに取り除くことが可能です。
等化によりマルチパス干渉を低減した後、信号点を判定して標準的な回線設計を満足する40dB以上のCN比で再送信することができます。
JISラックマウント型
外形寸法: 480(W)×49(H)×400(D)mm(突起物は含まず)
質量: 6.0kg以下
入力 | 周波数 | 37.15MHz(中心周波数) |
周波数範囲 | ±10kHz | |
レベル | -10dBm±5dB | |
インピーダンス | 50Ω/BNC型(不平衡) | |
出力 | 周波数 | 37.15MHz(中心周波数) |
レベル | -10dBm±0.5dB | |
インピーダンス | 50Ω/BNC型(不平衡) | |
電源電圧 | DC48V±15%以内 | |
消費電力 | 30W以下 | |
使用 | 連続 | |
使用環境 | 温度 | -10℃~+45℃(性能保証範囲) |
-20℃~+60℃(動作保証範囲) | ||
湿度 | 45%~90%RH(ただし結露しないこと) |
等化可能なマルチパスの 遅延時間範囲 |
ガードインターバル長上位局信号に対して先行波、遅延波の両方を含む時間範囲 |
シンボル判定処理前の 等価C/N |
35dB以上 [条件]
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シンボル判定処理機能 | 判定有/判定無 切替え可能 |
シンボル判定処理後の 等価C/N |
42dB以上 [条件]
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同期確立時間 | 3秒以内 |
等化係数更新 | 毎シンボル |
装置遅延時間 | 8ms以内(等化処理時) |
振幅周波数特性 |
fc±2.79MHzにおいて1.0dBp-p以下 [条件]
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IM特性 | -50dB以下 |
スプリアス特性 | 平均出力に対し-60dBc以下(IMを除く) |
本装置は、CU20MP: マルチパス等化装置 (H=100mm) の後継機種です。