単体コード:6583
生産終了機種 Out of Production
日本放送協会様・株式会社NHKテクノロジーズ様 共同開発品
- 概要
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本機は、地上波デジタル放送の中継局に使用されるマルチパス等化装置です。 親局から末端局へ至る中継回線において、伝搬路のマルチパス干渉と雑音による信号の劣化を中継局ごとに取り除くことが可能です。 等化によりマルチパス干渉を低減した後、信号点を判定して標準的な回線設計を満足する40dB以上のCN比で再送信することができます。
- 構造
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JISラックマウント型サブラックに2台のマルチパス等化装置ユニットを装着可能
サブラック 外形寸法 480(W)×99(H)×450(D)mm (突起物は含まず) 質量 6kg以下 マルチパス等化装置
ユニット外形寸法 215(W)×99(H)×405(D)mm (突起物は含まず) 質量 5kg以下 - 機能
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マルチパス等化: マルチパスによる受信信号の周波数特性の歪みを補償する。
シンボル判定処理: 等化後の信号をシンボル判定して等化C/Nを改善する。
- 定格・性能
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IF入力信号 レベル -10dBm±5dB インピーダンス 50Ω 中心周波数 37.15MHz IF出力信号 レベル -10dBm±0.5dB インピーダンス 50Ω 中心周波数 37.15MHz 基準周波数入力信号 レベル 0dBm±3dB インピーダンス 50Ω 周波数 10MHz 等化可能なマルチパスの遅延時間範囲 ガードインターバル長 上位局信号に対して先行波、遅延波の両方を含む遅延時間範囲 シンボル判定処理前の等価C/N 35dB以上(暫定値)
上位局信号の等価雑音分を除く装置出力信号の等価C/N[条件]
マルチパス:1波(D/U=6dB、遅延時間はガードインターバル長の9/10以内)
上位局信号の等価C/N:45dB
受信部における熱雑音のC/N:40dB(Cはマルチパスを含む受信電力)
シンボル判定処理機能 「判定有」/「判定無」切替可能 シンボル判定処理後の等価C/N 42dB以上(暫定値)
同期再生のジッターによる劣化分を含む[条件]
マルチパス:なし
シンボル判定処理前の等価C/N:28dB
同期確立時間 3秒以内(同期再生が安定した状態になるまでの時間) 等価係数更新 毎シンボル 装置遅延時間 8ms以内 監視出力 電源異常・装置異常・出力異常 電源電圧 +48V ±15%以内 消費電力 100W以下 使用環境 温度 -10℃~+50℃ 湿度 45%~90%RH(ただし結露しないこと)
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