本器は、ISDB-T地上デジタル放送方式に対応した、中継局送信機用OFDM変調器です。
TS伝送方式のシステムで使用します。
JISラックマウント型
外形寸法: 480(W)×99(H)×500(D)mm(突起物は含まず)
質量: 10kg以下
入力部 | ||
ASI入力 | 入力数 | 1ポート |
電気的インターフェイス | DVB-ASI準拠 75Ω | |
データ伝送速度 | 4×512/63Mbps | |
データフォーマット | 放送TS(ARIB-STD B31 1.5版 付属 第5章準拠) | |
コネクタ | BNC型 | |
フレーム同期入力 | 入力数 | 1ポート |
電気的インターフェイス | 1.0Vp-p 75Ω | |
タイミング | 入力放送TSのフレーム先頭パケットでLOW その他の区間はHIGH |
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コネクタ | BNC型 | |
512/63MHz CLK入力 | 入力数 | 1ポート |
電気的インターフェイス | 0.8Vp-p 75Ω | |
コネクタ | BNC型 | |
10MHz入力 | 入力数 | 1ポート |
電気的インターフェイス | 0dBm±6dB以内 50Ω | |
コネクタ | BNC型 | |
1pps入力 | 入力数 | 1ポート |
電気的インターフェイス | TTLレベル 50Ω | |
コネクタ | BNC型 | |
AC入力 (Auxiliary Channel) |
入力数 | 1ポート |
電気的インターフェイス | LVDS | |
コネクタ | D-sub 15S #4-40ネジタイプ | |
出力部 | ||
IF出力 | 出力数 | 3ポート |
中心周波数 | 37.15MHz | |
出力レベル | -10dBm | |
インピーダンス | 50Ω | |
コネクタ | BNC型 | |
IF出力モニター | 出力数 | 1ポート |
中心周波数 | 37.15MHz | |
出力レベル | -20dBm | |
インピーダンス | 50Ω | |
コネクタ | BNC型 | |
512/63MHz CLK出力 | 出力数 | 1ポート |
電気的インターフェイス | TTLレベル 50Ω | |
コネクタ | BNC型 | |
変調デジタルモニター (ベース・バンドモニター) |
出力数 | 1ポート |
中心周波数 | 8.126984MHz(512/63MHz) | |
出力レベル | -10dBm | |
インピーダンス | 50Ω | |
コネクタ | BNC型 | |
IFローカルモニター | 出力数 | 1ポート |
中心周波数 | 45.276984MHz(37.15MHz + 512/63MHz) | |
出力レベル | -10dBm | |
インピーダンス | 50Ω | |
コネクタ | BNC型 | |
伝送路符号化処理部 | ||
OFDM変調部 | 伝送モード | Mode2, Mode3 |
キャリア間隔 | 1.9841kHz, 0.992kHz | |
キャリア変調方式 | QPSK, 16QAM, 64QAM | |
ガード・インターバル比 | 1/4, 1/8, 1/16 | |
周波数セグメント数 | 13セグメント | |
階層数 | 最大3階層(部分受信対応) | |
伝送路符号化 | 周波数インターリーブ | セグメント間、セグメント内インターリーブ |
時間インターリーブ | Mode2(0, 2, 4, 8), Mode3(0, 1, 2, 4) | |
内符号 | 符号化レート(1/2, 2/3, 3/4, 5/6, 7/8) | |
バイトインターリーブ | 畳込みバイトインターリーブ(深さ=12) | |
エネルギー拡散 | G(x)=X15+X14+1 | |
外符号 | 短縮化リードソロモン符号(204, 188) | |
TMCC符号化 | キャリア変調方式 | DBPSK |
誤り訂正 | 差集合巡回符号(273, 191)の短縮符号(184, 102) | |
監視・制御インターフェイス | ||
ネットワークインターフェイス | ポート数 | 1ポート |
プロトコル | TCP/IP | |
インターフェイス | IEEE802.3/イーサネット準拠10Base-T(RJ-45) | |
RS-232C | ポート数 | 1ポート |
インターフェイス | RS-232C 調歩同期 | |
コネクタ | D-sub9P #4-40ネジタイプ | |
監視出力1 | ポート数 | 1ポート |
電気的インターフェイス | 無電圧接点出力、接点定格 DC24V、0.1A以下 | |
コネクタ | D-sub25S M2.6ネジタイプ | |
警報出力 | 異常時メーク | |
TS異常 | 放送TSの同期信号が異常、A,B,C階層のパケット数が異常のいずれかの時に出力 | |
モード異常 | IIPパケットの異常、MCCIのCRCエラーシステム識別が異常(00以外は異常) NSIのCRCエラー、W0/W1の不連続、1pps信号入力が無いとき(設定により無効にできる)、フレーム長の異常のいずれかの時に出力 | |
基準CLK異常 | PLLアンロックの時に出力 | |
フレーム同期異常 | フレーム同期信号未入力、frame_head_packet_flagの異常のいずれかの時に出力 | |
出力レベル異常 | 出力レベルが定格-6dB以下の時に出力 | |
ロジック異常 | TS異常、モード異常、基準CLK異常、フレーム同期異常のいずれかの時に出力 | |
電源異常 | レギュレータ出力電圧が10%以下の時に出力 | |
FAN異常 | FAN停止の時に出力 | |
変調器異常 | ロジック異常、電源異常、FAN異常のいずれかの時に出力 | |
外部10MHz異常 | リファレンス入力レベルが定格-6dB以下の時に出力 | |
リモート/ローカル | ローカルの時に出力 | |
SW注意 | HOLDが解除された時に出力 | |
監視出力2 | ポート数 | 1ポート |
電気的インターフェイス | 無電圧接点出力、接点定格 DC24V、0.1A以下 | |
コネクタ | D-sub9S M2.6ネジタイプ | |
警報出力 | 異常時メーク | |
変調器異常 | 監視出力1の変調器異常と同じ | |
出力レベル異常 | 監視出力1の出力レベル異常と同じ | |
外部10MHz異常 | 監視出力1の外部10MHz異常と同じ | |
SW注意 | ローカルの時、HOLDが解除された時のいずれかの時に出力 | |
放送休止中 | 放送TS信号のダミーバイト部分のISDB-TインフォメーションがALL0又はALL1が連続するとき、放送TS信号の同期信号(204Byte周期の検査)が異常のいずれかの時に出力 | |
遅延機能 | 遅延設定分解能 | 100ns |
制御値 | 20~224 | |
遅延範囲 | 0~1秒 | |
設定方法 | NSI情報による自動設定または、フロントパネル操作による固定値設定。 |
IF出力レベル変動 | 定格出力の±0.5dB以内 |
帯域外スプリアス | 平均出力に対して-63dBc以下(IMを除く) |
IM特性 | -56dB以下 |
位相雑音 | -56dBc以下 |
電源電圧 | DC +48V±15%以内 | |
消費電力 | 70W | |
使用環境 | 温度 | -10~+45℃(強制空冷) |
湿度 | 45~90%RH(ただし結露しないこと) |
本器はTS伝送方式のシステムに使用する、ISDB-T地上デジタル放送方式に対応したIF出力のOFDM変調器です。
標準規格ARIB STD-B31付属第5章に規定された放送TSに多重される、IIPのMCCI(伝送制御信号)とNSI(ネットワーク同期用信号)に対応しています。
OFDM変調器の伝送パラメータはMCCIにより自動設定されます、また手動によるパラメータ設定も可能です。
SFN用遅延回路を内蔵しており、NSIのStatic_Delay_flagによる遅延量の設定、及び手動による遅延量の設定が可能です。
ACデータ伝送に対応しており、放送TSのダミーバイトまたは、無効階層によるACデータ入力に対応しています。