国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
国立天文台野辺山宇宙電波観測所では、ミリ波帯(20GHz~230GHz帯)の周波数帯域で宇宙電波観測、太陽電波観測を行っており、現在までに様々な天文学的・科学的な発見がなされてきました。当社は観測所建設当初(1980年頃)より受信システムの開発・製造に関わり、天文学の発展に寄与してまいりました。
野辺山ミリ波干渉計 「提供:国立天文台 (NROJ)」
野辺山45m電波望遠鏡 「提供:国立天文台 (NROJ)」
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当社が納入した受信システムの一例 |
国立天文台 VERA観測所
国立天文台では、地球から見た遠方にある静止星を基準とした三角測量(VLBI)により、銀河系の運動や成り立ちを観測するための「VERA」計画を進めています。水沢、小笠原、入来、石垣島の4箇所に口径20mの電波望遠鏡が設置されており、当社は22GHz帯/43GHz帯 高感度受信システムを開発し4箇所の観測局に納入しました。
VERA観測局 「提供:国立天文台 (NROJ)」>
小笠原観測局(東京都小笠原村父島) |
水沢観測局(岩手県奥州市) |
入来観測局(鹿児島県入来町) |
石垣島観測局(沖縄県石垣市) |
<当社が納入した受信システム>
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ダウンコンバータ |
光送信器、基準信号部など |
VLBI観測システム
VLBI (Very Long Baseline Interferometry) とは超長基線電波干渉計と呼ばれる大規模な電波干渉計のことです。天文学的に非常に遠くにある天体からの電波を、2箇所以上で同時に受信して観測局間の受信の時間差を精密に計測することで、観測局の精度の高い位置情報を得る、又は天体の観測を行う観測機器です。測地・電波天文等に利用されております。
当社ではVLBIに関わる全システム(アンテナ、受信装置から制御ソフトウェア)を開発・製造しております。
下記は国土交通省国土地理院に納入したVLBI観測システムです。
北海道 新十津川局(3.8mアンテナ)、鹿児島県姶良局(10mアンテナ)、小笠原父島局(10mアンテナ)、更に移動局(3.8mアンテナ) の 4局です。
■新十津川局(北海道)
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■姶良局(鹿児島県)
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■父島局(小笠原・東京都)
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■移動局
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- 関連リンク:
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- 国立天文台 - www.nao.ac.jp
- 国土地理院 VLBIグループ - www.spacegeodesy.go.jp/vlbi/ja/
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