- 概要
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本器は、デジタルCATVヘッドエンドシステムにて地上デジタルテレビジョン放送(OFDM信号)をトランスモジュレーション方式にて再送信する機能を有しています。
OFDM復調部、TS多重化部、64QAM変調部から構成されており、専用コントローラにて最大30台まで一括して制御することができ、また旧型地上デジタルトラモジ装置(MODEL8573)と並列運用が可能です。
(日本ケーブルラボ仕様「地上デジタルテレビジョン放送トランスモジュレーション運用仕様 JLabs SPEC-007に準拠)
設定情報を保持する機能を有しているため、電源投入時にコントローラとの接続が無い状態でも電源を切る前の情報で再送信することが可能です。 - 特徴
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- 実装構造を縦型サブラック方式とする事により、省スペースでの実装が可能
- 最新の回路技術により、省電力化、低価格化を実現
- サブラックには最大10ユニットのTM装置の実装が可能
- 電源ユニットは2重化(冗長構成)に対応
- サブラックは、JIS/EIAラックどちらでも実装できる構造
- サブラック背面には10分配器・10混合器を実装
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コントローラサーバーのOSは、Windows Server 2008/R2(*1) に対応
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異常発生時は、SNMPトラップおよびメールでの通知が可能
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ユニット故障時は、スタンバイ中の予備器に自動で切替る自動バックアップ機能を搭載
- 実装構造を縦型サブラック方式とする事により、省スペースでの実装が可能
- 定格・性能
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OFDM信号受信部 RF入力信号 チャンネル 1~62ch 受信レベル 33~86dBuV コネクタ 75Ω/F型 復調 モード Mode1, Mode2, Mode3 変調方式 DQPSK, QPSK, 16QAM, 64QAM ガードインターバル 1/32, 1/16, 1/8, 1/4 符号化率 1/2, 2/3, 3/4, 5/6, 7/8 伝送帯域 5.57MHz データ伝送レート 23.23Mbps:MAX値(64QAM,CR:7/8 GI:1/32,13seg) TS多重化部 TS入力 入力数 1ポート 信号形式 DVB-ASI 信号速度 270Mbps±100ppm以内 受信レベル 800mVp-p±10% 伝送モード バーストモード コネクタ 75Ω/BNC型 オールチャンネル64QAM変調部 伝送路符号化処理 ITU-T J.83/AnnexC準拠 変調方式 64QAM 伝送帯域 6MHz 伝送速度 31.644Mbps ロールオフ率 0.13 RF出力ポート 1系統 出力レベル 112dBμ(rms) (変調OFF時)
102dBμ~112dBμ 可変可能 (0.2dBステップ)出力周波数 90MHz~770MHz(中心周波数±10kHz以内) スプリアス -60dB以下
(112dBμ変調OFF時、90MHz~770MHz)位相雑音 10kHzにて-80dBc/Hz以下 帯域内偏差 2dBp-p以下
(中心周波数±2.29MHzにおいて)C/N対BER特性 1.00×10-5以下(CN=27dB時) コネクタ 75Ω/F型 カタログ整理番号: 76C001
(*1) Windows Server 2008/R2 は Windows 7 ベースの Server OS で、Microsoft 初の 64bit 専用 OS である。
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