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MODEL 8687: GI越えマルチパス等化機能内蔵OFDM SP

 

地デジ受信障害対策機器~マルチパス波によるノイズを除去

  CATVデジタルヘッドエンド機器
MODEL 8687: GI越えマルチパス等化機能内蔵OFDM SP
MODEL 8687: GI越えマルチパス等化機能内蔵OFDM SP  
480(W)×49(H)×450(D)mm  
概要

 本器は、OFDM 方式の地上デジタル放送波信号を受信し、同一チャンネルまたは他のチャンネルに変換する再送信装置です。不要信号の除去、AGC 増幅、出力レベル調整を行います。帯域外減衰量、グループディレー特性が優れており、隣接チャンネル伝送に対応可能です。
 また、ガードインターバル越えマルチパス等化及びシンボル判定の機能を備えており、等化によるマルチパス妨害の低減、シンボル判定によるC/N の改善を行い有線テレビジョン放送の伝送路に高品位、高安定な信号を供給することができます。

 ※日本放送協会様のご協力により開発しました。
 ※GI=Guard Interval (ガード・インターバル)
ガードインターバル(GI)越えマルチパス波等化機能内蔵OFDM SP・模式図。送信波(希望波)以外に、遠方からの反射波がノイズとして混入する場合、この補償機能が効果を発揮します。受信障害でお悩みの放送局・ケーブルテレビ局様にお勧めです。

等化前 等化後(判定無し)
等化前1   
等化後1

等化前 等化後(判定無し)
等化前2
  
等化後2

AGC特性 ±1dB 以内(70dBμ基準、定格入力範囲にて)
イメージ妨害 -60dB 以下
スペクトラムマスク
  • -20dB 以下(fc±2.86MHz)
  • -27dB 以下(fc±3.00MHz)
  • -50dB 以下(fc±4.95MHz)
  • -50dB 以下(fc±9MHz)

※本器出力OFDM 信号の歪み成分にのみ適用し、スプリアスについては対象としない
※測定条件(SPAN 20MHz 以下/RBW 10kHz/VBW 300Hz 以下もしくはアベレージング)

帯域外雑音特性
  • -50dB 以下(fc±15MHz)
  • -60dB 以下(fc-21MHz 以下、fc+21MHz 以上)

※測定条件(RBW 10kHz/VBW 300Hz 以下もしくはアベレージング)

周波数特性 fc±2.79MHz にて2dBp-p 以内(等化時)
出力レベル可変範囲 104dBμ以下~114dBμ以下
グループディレー特性 fc±2.79MHz にて±200ns 以内(直通時)
出力周波数偏差 ±10kHz 以内(入出力同一チャンネルの場合は、入力チャンネルに同期する)
スプリアス 平均レベルに対して-60dB 以下(IM 除く)
入出力リターンロス 14dB 以下
等化による改善効果がえられる
マルチパスの遅延時間範囲
±454μsec 以内 {(1008/2)×(9/10)} μs 以内

※希望波に対して先行波、遅延波の両方を含む時間範囲
※ただし、等化後に受信可能になるか否かは受信信号のC/N比やマルチパスの波数、D/U比などに依存します

シンボル判定処理前の等価C/N 30dB 以上(入力レベル70dBμ時)

※マルチパス:1 波(D/U=6dB、遅延時間は±300μs 以内)
※入力信号の等価C/N:45dB

シンボル判定処理機能 判定有/判定無 切替え可能
シンボル判定処理後の等価C/N 37dB 以上

※マルチパス:無し
※シンボル判定処理前の等価C/N:28dB

同期確立時間 3秒以内
等化係数更新 毎シンボル
装置遅延時間 8ms 以内(等化処理時)
入力モニタレベル 入力レベルに対して-10dB±1dB 以内
出力モニタレベル 出力レベルに対して-20dB±1dB 以内
カタログ整理番号:72H007

※この掲載事項は、改良のためお断りなく変更することがありますので、ご了承下さい。The content of this publishing might change without a previous notice. Please acknowledge it.