- 概要
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- 本器は、デジタルCATVシステムのヘッドエンドに設置して使用されるBSデジタル放送再送信装置であり、CATV伝送路においてBSデジタル放送をITU-T J.83に準拠した64QAM/6MHzを使用して複数TS伝送する機能を有しています。
- 構成は、BSデジタル受信部、複数TS多重化部、オールチャンネル64QAM変調部を内蔵しております。本器1台につき1物理チャンネルで26スロット分のTSを多重することができます。(BSデジタル放送の1トランスポンダー分を再送信するには本器が2台もしくは3台必要になります)
- また、付属のコントローラソフト(8657S)により一括管理ができ、運用管理が容易に行えます。
- 特徴
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- 実装構造を縦型サブラック方式とする事により、より少スペースでの実装が可能
- BS放送のスロット構成に対応するため、1トラポン受信/1RF伝送
- 最新の回路技術により、省電力化、低価格化を実現
- サブラックには最大10ユニットのTM装置の実装が可能
- 電源ユニットは2重化(冗長構成)に対応
- サブラックは、JIS/EIAラックどちらでも実装できる構造
- サブラック背面にはBS-IF10分配器と出力用の10混合器を実装
- コントローラサーバー/パソコンのOSは最新のOSであるWindows Server 2008 R2 および Windows 7 に対応 (Windows Server 2003/XPもサポート)
- 異常発生時は、SNMPトラップまたは、メールでの通知が可能
- 定格
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BSデジタル受信部 入力レベル -61dBm ~ -28dBm 入力周波数 1032MHz~1289MHz コネクタ 75Ω/F型 複数TS多重化部 伝送方式 複数TS多重化 TSMF方式 多重化クロック源 内部OSC 31.644MHz 外部TS入力 入力数 1ポート 信号形式 DVB-ASI 信号速度 割り当てスロット数以下のレート コネクタ 75Ω/BNC型 - 性能
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オールチャンネル64QAM変調部 伝送路符号化処理 ITU-T J.83/AnnexC準拠 変調方式 64QAM 伝送帯域 6MHz 伝送速度 31.644Mbps ロールオフ率 0.13 RF出力ポート 1系統 出力レベル - 112dBμ(rms) (変調OFF時)
- 102dBμ~112dBμ 可変可能
(0.2dBステップ)
出力周波数 90MHz~770MHz (中心周波数±10kHz以内) スプリアス -60dB以下
(112dBμ変調OFF時、90MHz~770MHz)位相雑音 10kHzにて -80dBc/Hz以下 帯域内偏差 2dBp-p以下 (中心周波数±2.29MHzにおいて) C/N対BER特性 1.00×10-5以下(CN=27dBの時) コネクタ 75Ω/F型
カタログ整理番号:72H002
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