- 概要
-
本装置は、デジタル CATV システムのヘッドエンドに設置して使用される東経110度 CSデジタル放送再送信装置であり、CATV 伝送路において東経110度CS デジタル放送を ITU-T J.83 に準拠した 64QAM/6MHz を使用して伝送する機能を有しています。
また、CS デジタル受信部、TS 分割方式多重化部、および 2 系統のオールチャンネル 64QAM変調部を内蔵しており、1 台で東経110度 CSデジタル放送の 1 トラポン分の再送信が可能です。
またコントローラソフトにより一括制御でき、運用管理および機器増設が容易に出来ます。
日本ケーブルラボ JCL SPEC-002
「東経110度 CSデジタル放送トランスモジュレーション運用仕様」 準拠
- 構造
-
外形寸法: 480(W)×99(H)×475(D) mm(突起物は含まず)
質量:約 12 kg以下
- 特徴
-
CS デジタル受信部、TS 分割方式多重化部、オールチャンネル 64QAM 変調部を一体化する事により省スペース化を実現しています。
制御用端末から LAN インターフェースを介して各種設定や動作状況のモニタが可能です。
64QAM IF 出力を装備していますので、共用ヘッドエンドシステムに組み込みが可能です。
(参考)MODEL 8199C の後継機です。
- 定格
-
CSデジタル受信部 入力信号レベル -61~-28dBm 入力周波数 1575~2071MHz 入力インピーダンス 75Ω 不平衡 入力コネクタ F型 コンバータ局発周波数 10.678GHz コンバータ用電源重畳電圧 DC15V±5%以内 4W以下 TS出力
(メーカー保守用)用途 チューナー出力確認用 信号形式 DVB-SPI(204バイト構成) 信号速度 7.07625Mbps×(N/48)byte/s
全TS時:N=48、
選択TS時:N=占有スロット数コネクタ D-sub 25pin (J/メス) 複数TS多重化部 伝送方式 TS分割方式 多重化出力
(2系統)信号形式 DVB-SPI(204バイト構成) 信号速度 3.955Mbps±20ppm以内 または外部クロックに従属 コネクタ D-sub 25 pin (J/メス) 多重化クロック源 内蔵OSC/外部クロック (BNC、TTL 75Ω/31.644Mbps) 制御部 Ethernet(LAN) インターフェイス 10BASE-T (TCP/IPプロトコル) コネクタ RJ45 64QAM変調部 入力ポート
(2 系統)信号形式 DVB-SPI (204バイト構成) 信号速度 3.955Mbps コネクタ D-sub 25pin (J/メス) 伝送路符号化処理 ITU-T J.83/Annex C準拠 変調方式 64QAM 伝送帯域 6MHz 伝送速度 31.644Mbps ロールオフ率 0.13 RF出力ポート
(2 系統)出力レベル 105dBμV (rms) 95~105dBμ 可変可能 出力周波数 90~770MHz (中心周波数±10kHz以内) スプリアス -60dB以下 (105dBμ、90MHz~770MHz) 位相雑音 10kHzにて -80dBc/Hz以下 帯域内偏差 2dBp-p以下 (中心周波数±2.29MHzにおいて) C/N対BER特性 1.00E-05以下(CN=27dBのとき) インピーダンス 75Ω 不平衡 コネクタ F型 モニタ出力ポート
(2 系統)出力レベル -20dB±1dB以内(RF出力レベルに対して) インピーダンス 75Ω 不平衡 コネクタ F型 IF出力ポート
(2 系統)出力レベル 95dBμ(rms)±2dB以内 出力周波数 44MHz±880Hz以内 インピーダンス 75Ω 不平衡 コネクタ BNC型 一般仕様 電源電圧 AC100V±10%以内 50/60Hz 消費電力 75VA (70W) 以下 使用環境 温度 0~40℃(強制空冷) 湿度 45~80%RH(結露のないこと)
※この掲載事項は、改良のためお断りなく変更することがありますので、ご了承下さい。The content of this publishing might change without a previous notice. Please acknowledge it.